猫との暮らしで意外と使用頻度が高いのが「キャリーバッグ」です。通院や引っ越し、旅行、災害時の避難など、さまざまなシーンで活躍します。だからこそ、猫にとって安心できる空間であること、そして飼い主にとって持ち運びやすいことがとても重要です。
この記事では、猫用キャリーバッグの種類や選び方、おすすめ商品までをわかりやすく解説。これから購入を考えている方も、買い替えを検討している方も必見です!
なぜ猫にキャリーバッグが必要なのか?
1. 通院や予防接種での移動
猫を動物病院へ連れて行くとき、キャリーバッグは必須です。外出に慣れていない猫は、環境の変化や音に敏感なため、安心できる「隠れ家」のような空間が求められます。
2. 災害時の避難用として
地震や水害などの自然災害が発生した場合、猫と一緒に避難するにはキャリーバッグが欠かせません。防災グッズとしても、日ごろから準備しておくべきアイテムです。
3. ペットホテル・旅行・帰省など
帰省や旅行の際に公共交通機関を使う場合、猫は必ずキャリーバッグに入れる必要があります。ストレスを軽減し、落ち着いて過ごせるバッグを選ぶことが大切です。
猫用キャリーバッグの主な種類と特徴
1. ハードタイプ(プラスチック製)
頑丈で安全性が高く、通院や長距離移動に最適。動物病院ではこのタイプが推奨されることが多いです。
- ✅メリット:耐久性◎/清掃しやすい/形が崩れない
- ❌デメリット:重い/収納に場所を取る
おすすめ用途:通院・災害用・車移動
2. ソフトタイプ(布製)
軽量で持ち運びしやすく、コンパクトに折りたためる商品も多い。猫の寝床にもなるようなクッション性のあるものが人気。
- ✅メリット:軽くて扱いやすい/見た目がおしゃれ/収納しやすい
- ❌デメリット:衝撃に弱い/猫が暴れると潰れることも
おすすめ用途:電車・徒歩移動・普段使い
3. リュックタイプ
背中に背負えるタイプで、両手が空くため移動がスムーズ。アウトドアや旅行にも向いています。
- ✅メリット:両手が空く/猫との距離が近い/通気性が良い
- ❌デメリット:慣れないと猫が怖がることも
おすすめ用途:旅行・ハイキング・通勤通学時の通院
4. キャリーカートタイプ(キャスター付き)
重い猫や多頭飼いに便利。転がして移動できるため、力に自信のない方にもおすすめです。
- ✅メリット:力が不要/安定感がある/収納スペースが広い
- ❌デメリット:階段や段差に弱い/価格がやや高め
おすすめ用途:大型猫・多頭飼い・バスや電車移動
猫が安心して入るためのポイント
キャリーバッグを「ただの運搬道具」にしないために、猫にとって安心できる空間にする工夫が大切です。
1. 普段から慣らしておく
いきなり使うのではなく、部屋の中に置いておいて「ハウス」や「ベッド」のように慣れさせると◎。
2. 自分の匂いがついたものを入れる
ブランケットやタオルなど、猫の匂いがついたアイテムを一緒に入れておくと安心感が生まれます。
3. 外の景色を遮れる工夫
不安が強い猫には、バッグの一部を布で覆うなどして視界を遮ってあげると落ち着きやすくなります。
猫用キャリーバッグの選び方ポイント5つ
- サイズ感が適切か
猫が中で方向転換できるくらいの広さが必要(目安は体重+20〜30%サイズ)。 - 通気性の良さ
メッシュ窓や通気口の多さは、夏の熱中症対策に重要。プラスチックバブル全面型キャリーなど換気が不十分なものは危険性が指摘されている。 - 出入口の数と位置
上から・横からなど、複数開口部があると使い勝手が良く、猫の出し入れもスムーズ。 - 安全性(ロック機能など)
ファスナーや扉がしっかり閉まり、猫が勝手に出ない構造か確認。 - 持ち運びのしやすさ
肩掛け、リュック、キャスターなど、移動手段に合ったタイプを選びましょう。
【2025年版】人気の猫用キャリーバッグおすすめ10選
| 商品名 | タイプ | 特徴 |
| リッチェル キャンピングキャリー | ハード | 車のシートベルト固定OK・丈夫で通院向き |
| アイリスオーヤマ ソフトキャリー | ソフト | 軽量で折りたたみ可能・普段使いに◎ |
| PETKIT キャットリュック | リュック | メッシュ&窓付きで通気性抜群・移動中も安心 |
| ペットキャリーカート | キャスター | 大型猫や2匹同時用におすすめ |
| ANZOME ペットスリングバッグ | ショルダー | 小型猫向き・短距離移動に最適 |
| 無印良品 ペット用キャリーバッグ | ソフト | シンプル&機能的・災害用にも |
| スタイルペット スマートキャリー | ハード | 上開き・横開き両対応で便利 |
| MUTO ペットリュック | リュック | 背負っても軽い・避難バッグにも |
| IGO キャリー3WAY | ソフト | 手持ち・肩掛け・リュックの3WAY対応 |
| マンダリンブラザーズ トラベルキャリー | ソフト | デザイン性◎・おしゃれな飼い主に人気 |
よくある質問(FAQ)
Q. キャリーバッグを嫌がる猫への対処法は?
A. 普段からバッグを開けて置き、猫が自ら入る習慣を作ると良いです。ご褒美のおやつを使って、バッグを「安心できる場所」にしてあげましょう。
Q. 1つのキャリーバッグで2匹の猫を運べますか?
A. 基本的には1匹ずつが推奨です。どうしても2匹一緒に入れる場合は、十分な広さと通気性、間仕切りがあるバッグを選びましょう。
まとめ|猫の快適性と安全性を両立するキャリーバッグ選びを
キャリーバッグは「猫の外出用グッズ」というだけでなく、「安心できる移動空間」を提供する大切なアイテムです。猫にとっても、飼い主にとっても快適で安全なバッグを選ぶことで、病院や旅行のストレスを大幅に軽減できます。
ぜひ猫の性格やライフスタイルに合わせて、最適なキャリーバッグを見つけてください。今後の通院、旅行、そして万が一の避難時にも、きっとあなたと猫の心強い味方になるはずです。


コメント