猫と暮らしていると避けて通れない悩みそれが「抜け毛」です。
衣服に毛がついたり、家具やカーペットが毛だらけになったり…と、日々の掃除やお手入れに悩まされている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
この記事では、「猫」「抜け毛対策」をキーワードに、
- 猫の抜け毛の原因
- 抜け毛が多くなる時期や猫種
- 効果的な対策方法
- おすすめのケア用品・掃除グッズ
- 抜け毛が病気のサインになることも?
など、猫の抜け毛対策に必要な知識と実践法を丁寧に解説します。
なぜ猫は抜け毛が多いの?
猫の被毛は、自然のサイクルや体調の変化によって日々生え変わっています。
【主な原因】
- 換毛期(春・秋)による毛の生え変わり
- 長毛種やアンダーコート(二層構造)の影響
- 季節による室温や湿度の変化
- 加齢やホルモンバランスの乱れ
- ストレスやアレルギー、病気による脱毛
特に**春(3月~5月)と秋(9月~11月)**は「換毛期」と呼ばれ、1年で最も抜け毛が増えるシーズン。対策を怠ると、家の中が毛だらけになるだけでなく、猫自身も毛玉(ヘアボール)を飲み込み、吐き戻してしまうリスクがあります。
抜け毛が多い猫種とは?
| 猫種 | 特徴 |
| アメリカンショートヘア | アンダーコートあり、短毛でも抜け毛多め |
| ノルウェージャンフォレストキャット | 長毛で換毛期の抜け毛が大量 |
| スコティッシュフォールド | ダブルコートで抜け毛多め |
| ペルシャ | 長毛+毛玉もできやすい |
短毛だから抜け毛が少ないとは限らず、毛質や密度が影響します。
猫の抜け毛対策|基本の5ステップ
1. 毎日のブラッシング
もっとも効果的な抜け毛対策がこまめなブラッシングです。
毎日5~10分のケアで、室内の抜け毛量を大幅に減らすことができます。
【おすすめブラシ例】
- スリッカーブラシ:長毛種に最適。毛玉・もつれ解消
- ファーミネーター:アンダーコートの抜け毛を一気に除去
- ピンブラシ:広範囲をやさしくブラッシングできる
- ラバーブラシ:敏感な猫におすすめの柔らか素材
※嫌がる猫には短時間で毎日少しずつ慣らすことがポイント。
2. 部屋の掃除を工夫する
床や家具に落ちた毛は静電気や風の流れで広がりやすいため、掃除機だけでなく次のグッズも活用しましょう。
【おすすめ掃除グッズ】
- コロコロクリーナー(粘着タイプ)
- ハンディモップ(静電気吸着タイプ)
- エアコン・換気扇のフィルター掃除も忘れずに
ポイント:掃除は朝か夕方の“抜け毛が落ち着く時間”に実施!
3. 空気清浄機・加湿器を活用
空気中を舞う抜け毛やフケ、ハウスダストを吸い取ってくれる空気清浄機は非常に効果的。
また、乾燥が進むと皮膚がカサつき抜け毛が増えるため、湿度40~60%を保つ加湿器もおすすめです。
4. 食事の見直しで「内側から」対策
栄養バランスが崩れると、被毛の質や皮膚の健康が低下し、抜け毛が増加することも。
【注目の栄養素】
- オメガ3脂肪酸(EPA・DHA):皮膚の健康をサポート
- タンパク質:健康な被毛を作る材料
- ビタミンB群・ビオチン:皮膚トラブル予防に効果的
市販のフードで「皮膚・被毛ケア」向けのものを選ぶ、またはサプリメントを併用するのも効果的です。
5. 定期的なシャンプー(必要に応じて)
猫は自分で毛づくろいしますが、長毛種や高齢猫、皮膚トラブルがある場合は定期的なシャンプーも有効です。
- シャンプーの頻度:月1回程度(皮膚に問題がない場合)
- ノンシリコン・低刺激の猫用シャンプーを選ぶ
- 洗う際は抜け毛が取れやすくなる+毛玉予防にも効果的
抜け毛が“異常”なときは要注意!
次のような症状がある場合は、病気の可能性もあるため早めに獣医師へ相談しましょう。
- 部分的に毛が抜けて地肌が見えている
- 皮膚が赤くなっている、かゆがる
- フケが大量に出る
- 1年中、抜け毛が異常に多い
考えられる病気
- 皮膚炎(アレルギー性皮膚炎、ノミアレルギー)
- 真菌症(カビなど)
- 内分泌異常(甲状腺やホルモンバランス)
- ストレス性脱毛
抜け毛対策におすすめの商品5選(2025年版)
| 商品名 | 種類 | 特徴 |
| ファーミネーター 猫用長毛種向け | ブラシ | アンダーコート除去に最適。 |
| ペティオ グルーミンググローブ | ラバーブラシ | マッサージ感覚で嫌がらない |
| アイリスオーヤマ ペット専用掃除機 | 掃除機 | 毛が絡みにくい設計で掃除がスムーズ |
| ピュリナ ワン 毛玉ケア | キャットフード | 食事で抜け毛&毛球ケアをサポート |
| シャープ 加湿空気清浄機 KI-RXシリーズ | 家電 | 抜け毛と臭い・ハウスダスト対策に最適 |
まとめ|抜け毛は「毎日のちょっとしたケア」で変わる!
猫の抜け毛は完全には防げませんが、正しい知識と継続的な対策で大幅に減らすことが可能です。
✅ 換毛期には毎日ブラッシングを
✅ 部屋の掃除と空気環境も整える
✅ 食事・栄養・ストレス管理で根本対策
✅ 異常な抜け毛は病気のサインの可能性も
あなたと愛猫が、より快適に、より清潔に暮らせるよう、今日からできる抜け毛対策をはじめましょう。


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